草加市金明町外壁塗り替え工事。

今日は破風の塗膜剥離の下地調整するために、いくつか道具を使ってケレン作業を行いました。

使う道具は主に３種類。

カワスキ（スクレーバー）

サンドペーパー

ワイヤーブラシ

だいたいこの３種類の道具を使い分けます。

ほぼほぼ、カワスキとワイヤーブラシで塗膜剥離した部分を削り取り

サンドペーパーで綺麗にならしていく感じで作業をしていきます。

30年、40年以上の住宅は木材を多く使うことが多く

破風や軒裏、雨戸などは全部木で作られ、全部ペンキ塗装していました。

今回塗装するお宅も外壁よりも付帯部分の塗装の方がいくらか大変な作業になります。

木は加工されてもなお生きていて、湿気を持ったり乾燥繰り返して膨張、伸縮を繰り返すので

塗料を塗ってもすぐの剥離してしまいます。

また旧塗膜をそのまま塗り替えしても、新塗膜との相性も悪くすぐ剥離する原因になってしまいます。

今日行うケレン作業というのは古い塗膜を削り落とし、新しい塗膜がくっつきやすくなるための作業です。

ホコリだらけの壁にテープを貼ってもすぐに剥がれる事を想像してくれればご理解いただけると思います。

少し前の住宅は破風にラワン材、軒裏にはベニヤを使い、塗装する家が多かったです。

ラワン材もベニヤもここ最近値段が高騰して使わなくなりましたが

和風な建築物自体があまり立てられなくなったことも要因として考えられます。

昔の木材を使ったリフォームは「シロアリ対策も考えて」はやめのメンテナンスをお勧めします。

今日は午前中、他現場の仕事を終え午後からの仕事。

そういう短時間でできる仕事としてケレン作業をしました。

軒裏の破損チェックも行い、北面の切妻部分の軒裏は張り替えた方がいいと判断。

次回は軒裏の修繕工事を行うことにします。

今日一日お疲れ様でした。